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作家ファイル11 福島隆壽「我々人間にできるのは、ただ、続けていくことだけ」

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手前味噌になりますが、今、光風会岡山支部は、とてもいい状態にあると思います。
若手の育成が、私のような年配の者が手出ししなくても、連綿として続いている。

実は、若手をどうやって引き入れ、伸ばしていくかは、
全国の美術団体が抱えている深刻な問題なのです。
そもそも、「絵では食えない」という意識が、
我々の若いころから続いている。
今の若者も、美術方面に進むとしても、
「食べて」いけそうなデザインや工芸に
流れるケースが多いようです。

また、せっかく絵画の道に進んでも、その受け皿がない。
今は、中央だけでなく、中国地方にも
美術系のコースをもった大学が林立していますが、
果たして、若者が卒業後も心置きなく勉強できるだけの
チャンスや環境、師に恵まれているか、
というと決してそうではないのが現状です。

その点、我が岡山支部は、若手がちゃんと育ち、
彼ら自身が年齢の近い次の世代を育てていく、
という土壌ができあがっていると言えます。

「グループ8」がその最たるものの一つでしょう。
今回の展覧会では、いわばグループ8の「一期生」と言ってもいい世代と
20代の新人たちが同じ仲間として参加します。

今年に入って、第43回昭和会展松村賞、第94回光風会展田村一男記念賞、
第9回岡山芸術文化賞準グランプリと、立て続けに大きな賞を受賞し、
乗りに乗っている佐藤智子をはじめ、
第92回光風会展光風奨励賞を受賞した岸本修、
今年の光風会展光風奨励賞を受賞した常原佳子、
出雲北陵高等学校美術コースで主任を務める多忙な生活のなかで
精力的に制作活動を続けている飯塚康弘と、
「一期生」たちは、今、まさに輝かしい業績を上げ、さらに進化し続けています。

また、今回から「30代まで」という年齢制限を設けたことで
「グループ8」を卒業した、一期生の一人、石田宗之の存在も、
二期生たちには、大いに励みになるでしょう。
石田もまた、第36回日展特選、第91回光風会展辻永記念賞、
第6回岡山芸術文化賞準グランプリ受賞など、目覚ましい活躍をしている作家で、
現在は光風会の評議員も務めています。

よく他の支部の方々から「岡山支部の活躍がうらやましい」と
お褒めの言葉をいただきますが、こういう実績を考えると、
まあ、満更でもない(笑)。
そして、また私自身も、こうした、かつては大学でも教えていた教え子たちの
見事な活躍に触発されて、ともに成長させてもらっていると感謝しているのです。

 続きは「グループ8」ウェブサイト:https://groupeight.exblog.jp/8482677/へ。


構成/中原順子  2008.7



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